介護保険を使って利用できるサービスには、どんな種類があるのでしょうか。訪問型・通所型・入所型に分けて、それぞれの特徴と費用の目安をわかりやすくまとめました。
更新日:2026-04-01
介護保険サービスは、要支援・要介護の認定を受けた方が、費用の1〜3割の自己負担で利用できる制度です。残りの7〜9割は介護保険から支払われます。
自己負担の割合は所得によって決まります。一般的な方は1割負担ですが、現役並みの所得がある方は2割または3割負担になります。
また、要介護度ごとに利用できるサービスの上限額(支給限度基準額)が決まっています。例えば要介護1なら月約16万円分まで保険が使えます。限度額を超えた分は全額自己負担です。
自宅で生活しながら利用できる「訪問型」サービスには以下のものがあります。
・訪問介護(ホームヘルパー):身体介護(入浴・食事介助など)と生活援助(料理・掃除など)を行う。週数回が一般的。
・訪問看護:看護師が自宅を訪問し、健康管理や医療行為を行う。
・訪問リハビリ:理学療法士や作業療法士が自宅でリハビリを行う。
・訪問入浴介護:入浴設備を持ち込み、自宅での入浴を介助する。自宅に浴室がない場合などに活用。
・夜間対応型訪問介護:夜間に緊急時の連絡や訪問介護を行う。
施設に通いながら受けるサービスが「通所型」です。自宅に閉じこもりがちになるのを防ぎ、社会参加の機会にもなります。
・デイサービス(通所介護):日中施設に通い、食事・入浴・リハビリなどを受ける。週1〜5回利用が多い。
・デイケア(通所リハビリ):医療機関に併設された施設でリハビリを中心に行う。
・小規模多機能型居宅介護:「通い」「泊まり」「訪問」を組み合わせて柔軟に使えるサービス。一つの事業所と契約するだけでよい。
介護する家族が休息をとるための「ショートステイ」と、施設に長期間入居する入所型があります。
【ショートステイ(短期入所)】
介護している家族が旅行や病気のときなどに、一時的に施設に泊まれる制度です。特養やデイサービスに付属した施設が多く、数日〜数週間単位で利用できます。家族の負担軽減(レスパイトケア)としても重要です。
【特定施設入居者生活介護】
有料老人ホームなどの施設に入居して介護サービスを受ける場合、介護保険が適用されます(施設による)。
介護保険では、道具のレンタルや自宅の改修にも補助があります。
【福祉用具貸与】
車椅子・ベッド・手すり・歩行器などを月額数百円〜数千円でレンタルできます。購入よりはるかに安く、状態に合わせて用具を変えられるメリットがあります。
【住宅改修費の支給】
手すりの取り付け、段差解消、床材の変更などの工事に対して、最大20万円まで保険が使えます(1割〜3割の自己負担)。申請前に工事するとお金が戻らない場合があるため、必ず事前にケアマネジャーに相談しましょう。
⚠️ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の状況については、年金事務所・市区町村の窓口・専門家にご相談ください。