終活とは人生の終わりに向けて準備することです。60代から始めるエンディングノートの書き方を具体的に解説します。
更新日:2026-03-31
終活(しゅうかつ)とは、人生の最後に向けて準備することです。お葬式のことだけではなく、今後の人生をどう過ごすか、残された家族に何を伝えるかを考える大切な活動です。
60代は仕事をしながら準備できる時期です。70代になると体力や気力が減ることもあります。そのため60代から始めることをお勧めします。
終活には以下のような内容が含まれます。財産管理、介護の希望、お葬式のやり方、家族への思いなどです。これらを事前に決めておくことで、自分も家族も安心できます。
エンディングノートとは、あなたの人生で大切なことを記録するノートです。法的な効力はありませんが、家族への思いや希望を伝える大切なツールになります。
例えば、銀行口座が3つあれば、それぞれの銀行名と口座番号を記載します。暗証番号は別紙に書いておきましょう。保険の契約内容も同様に記録します。
介護が必要になったとき、どの施設を希望するか、どんな医療を受けたいかなども書いておくと、家族の判断がしやすくなります。遺産相続で揉めないよう、財産の分け方についての考えも記載することができます。
まず市販のエンディングノートを購入するか、大学ノートを使うかを決めます。市販のものは項目が決まっているので初心者向けです。費用は500円から3000円程度です。
最初に個人情報を書きます。名前、生年月日、マイナンバー、運転免許証番号などです。次に財産情報です。預金額、不動産の詳細、生命保険の内容、ローンの残高を正確に記載してください。
医療に関する希望も大切です。例えば「90歳を超えて植物人間状態になった場合、延命治療は希望しない」といった具体的な希望を書きます。お葬式の規模や費用の希望、埋葬場所なども決めておくと良いでしょう。
エンディングノートは何度も修正できます。一度書いたら終わりではなく、1年に1回程度は内容を見直してください。特に預金残高や保険内容は変わることが多いです。
難しい言葉は使わず、後で見た人(家族や弁護士)が理解しやすい言葉で書いてください。例えば「不動産がある」と書くより「東京都渋谷区の一戸建て、築30年」と具体的に書きます。
複雑な金融商品は専門家に相談しながら記載しましょう。税理士や弁護士の相談料は1回1万円から3万円程度です。費用がかかりますが、後々のトラブルを防げます。ノートの保管場所は、家族が見つけやすい場所に控えを置くことが大切です。
エンディングノート作成後、専門家のアドバイスをもらうと良いでしょう。弁護士は遺産相続の内容が正確かチェックします。税理士は相続税の対策をアドバイスしてくれます。
ファイナンシャルプランナーなら保険や預金の構成を見直してくれます。行政書士は遺言書の正式版作成を手伝います。これらの費用合計で5万円から10万円程度かかることもありますが、数百万円の相続トラブルを防ぐことができます。
市町村の福祉課で無料相談ができることもあります。地域によって異なりますので、お住まいの市町村に問い合わせてください。少なくとも家族に内容を共有することが重要です。
⚠️ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の状況については、年金事務所・市区町村の窓口・専門家にご相談ください。