介護サービスを使うときに欠かせない「ケアマネジャー(介護支援専門員)」。何をしてくれる人なのか、どうやって選べばいいか、合わない場合の変更方法まで解説します。
更新日:2026-04-01
ケアマネジャー(正式名称:介護支援専門員)は、介護を必要とする方と介護サービスをつなぐ「コーディネーター」です。
主な仕事は「ケアプラン(介護サービス計画書)」の作成です。本人・家族の希望や要介護度に応じて、どのサービスをどのくらい使うかを計画し、各サービス事業者(ヘルパー・デイサービスなど)との連絡調整も行います。
ケアマネジャーへの報酬は介護保険から全額支払われるため、利用者の自己負担はゼロです。費用を気にせず気軽に相談できます。
ケアマネジャーは「居宅介護支援事業所」に所属しています。探す方法は以下の通りです。
・地域包括支援センターに紹介してもらう(最も一般的)
・市区町村の介護保険担当窓口で一覧をもらう
・「介護サービス情報公表システム」(国のウェブサイト)で検索する
・家族・知人の紹介
要介護認定が下りたら、早めにケアマネジャーを決めてケアプランを作成することで、スムーズにサービスを開始できます。
ケアマネジャーとは長期にわたって付き合うことになります。相性や対応力を見極めることが大切です。
【確認したいポイント】
・連絡が取りやすいか(緊急時の対応)
・話をしっかり聞いてくれるか
・複数のサービス事業者を提案してくれるか(特定業者への誘導に注意)
・医療との連携が得意か(病院との調整が多い場合)
・認知症・がん末期など専門知識があるか
最初から一人に絞らず、2〜3人に話を聞いてから決めることをおすすめします。
「連絡が取れない」「話を聞いてくれない」「提案が画一的」など、ケアマネジャーに不満がある場合は変更することができます。遠慮する必要はありません。
変更の手順:
1. 新しいケアマネジャー(居宅介護支援事業所)を探す
2. 新しいケアマネジャーに変更の意向を伝える
3. 現在のケアマネジャーに「担当終了」を伝える(新しい担当者から連絡してもらうことも可能)
変更によってサービスが止まることはありません。地域包括支援センターに相談すれば、変更の手続きを手伝ってもらえます。
ケアマネジャーとの関係を良好に保つために、日頃から積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。
・困ったこと・変化したことはこまめに連絡する
・サービス担当者会議(ケアプランを関係者と確認する会議)には積極的に参加する
・「こんなことを頼んでいいのか」と遠慮せず、どんなことでも相談する
ケアマネジャーは医療・介護・行政など多くの専門家とのネットワークを持っています。「何か困ったことがあればまずケアマネに」という意識で活用しましょう。
⚠️ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の状況については、年金事務所・市区町村の窓口・専門家にご相談ください。