グループホームは認知症の方が少人数で共同生活を送る介護施設です。特養・有料老人ホームとの違い、費用の目安、入居条件、選び方のポイントをわかりやすく解説します。
更新日:2026-04-01
グループホーム(認知症対応型共同生活介護)は、認知症の診断を受けた高齢者が、少人数(5〜9人)でスタッフとともに家事をしながら共同生活を送る介護施設です。
大規模施設とは異なり、家庭に近い環境を提供することで、認知症の進行を緩やかにし、利用者の残存能力を活かすことを目的としています。
料理・洗濯・掃除などをスタッフと一緒に行うことで、役割意識や生活リズムを維持できます。
グループホームに入居するには以下の条件があります。
1. 認知症の診断を受けていること(医師の診断書が必要)
2. 要支援2または要介護1以上の認定を受けていること
3. 施設と同じ市区町村に住民票があること
4. 集団生活に支障がない程度の状態であること
特に3つ目の「同一市区町村」の条件は重要です。他の市区町村にある施設には入居できないため、希望エリアの施設を選ぶ際に注意が必要です。
グループホームの月額費用は施設によって異なりますが、概ね以下の通りです。
・介護サービス費(介護保険適用):月15,000〜25,000円(1割負担の場合)
・居住費(家賃):月50,000〜80,000円
・食費:月40,000〜50,000円
・管理費・日用品費:月15,000〜20,000円
→ 合計:月13〜18万円程度
所得が低い方は「負担限度額認定制度」で食費・居住費が軽減される場合があります。また、高額介護サービス費の対象にもなります。
【メリット】
・少人数で家庭的な雰囲気
・認知症ケアに特化したスタッフ
・役割を持ちながら生活できる(料理・掃除など)
・他の入居者との社会的なつながり
【デメリット】
・医療対応の限界(看護師が常勤していない施設が多い)
・有料老人ホームより費用が安い一方、特養より高い
・認知症が進んで集団生活が困難になった場合は退去を求められることも
・同一市区町村でしか入居できない制約
持病が多い方や医療ニーズが高い方は、医療連携の整った有料老人ホームや老健のほうが適している場合があります。
グループホームを選ぶ際は必ず見学して、以下を確認しましょう。
・スタッフの対応:入居者にどう接しているか、穏やかな雰囲気か
・日課の内容:どんな活動プログラムがあるか
・食事の提供方法:一緒に料理をするか、配膳だけか
・医療連携先:近くの病院と連携しているか、急変時の対応は
・看取り対応:最期まで看取ってもらえるか
地域包括支援センターや「みんなの介護」「LIFULL介護」などのウェブサービスで、地域のグループホームを検索・比較できます。
⚠️ 本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の状況については、年金事務所・市区町村の窓口・専門家にご相談ください。